この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2024の出展車両を振り返る企画
いま軽トラ・軽1BOXが熱い! 商用車を乗用で乗るメリットとブーム到来の理由
■はろースペシャルがブースを出展した
■旧型キャリィのカスタム車両に注目
金ピカのスズキ・キャリィに注目!
2024年2月10日~2月12日の期間、大阪港湾部のインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2024」。
期間中には速報で会場のリポートをお送りしましたが、ここでは開催の様子、紹介しきれなかったブースや展示車両を振り返り、あらためて紹介していきたいと思います。
今回はショップや個人の出展者が集まった4号館で見付けた、「はろースペシャル(京都)」の製作した「スズキ・キャリィ」を紹介していきます。
軽トラ&軽バン×スーパーカーのカスタム手法=異次元のスタイル
みなさんは「ケーニッヒ」というチューニングメーカーをご存じでしょうか? 1970年代の半ばくらいから、フェラーリの365/512BBをはじめ、メルセデスベンツの560SECやポルシェなど、もともとエクスクルーシブカーにワイドなブリスターフェンダーを装着してチューニングをおこなったコンプリートマシンをリリースしていたカスタム&チューニングメーカーです。80年代になるとフェラーリ・テスタロッサのカスタム車両で日本でも人気となりました。
その迫力のあるボディカスタムの手法を、日本のミニマムなサイズの軽トラック&バンに大胆にも融合させてしまったのがこの「はろーすぺしゃる」の作り出すクルマ達というわけです。
ブース内には現行の軽バンや軽トラをベースとしたワイドフェンダーなどのエアロキットを装着した車両が並んでいましたが、筆者が興味を惹かれたのがこの「旧キャリィ」をベースにカスタムされた車両です。
ベースとなった車両は、1997年に発売された「スズキ・キャリィ 4WD TB(DD51T)」です。キャリィとしては7代目となるこのモデルの最後発グレードで、4WDのターボモデルはかなり希少とのこと。
その希少なキャリィをベースに、「はろーすぺしゃる」オリジナルの「ビリキーノ」エアロキットを装着して、このワイド&ローのスタイルに仕上げています。ちなみに「ビリキーノ(birichino)」というのはイタリア語で「やんちゃな、いたずらな」という意味で、キッズサイズの軽のワイド化カスタムにピッタリのネーミングですね。
リヤフェンダーまわりも必見
いちばんの見どころはやはりこのリヤフェンダーまわりでしょう。アオリの下側に専用のサイドパネルを装着したうえで、この3インチ以上は張り出しているであろうブリスターフェンダーを組み合わせるという凝った作りです。
さらに下面にはサイドステップを装着してワイド&ローを際立たせています。
超ワイドなリヤフェンダーの迫力に気を取られて目立ちませんが、フロントもブリスターフェンダーが装着されていて、ウエストラインから下は軽トラとは思えないダイナミックな造形でまとめられ、独特の迫力を醸し出しています。
シャープな造形が特徴的なホイールも「はろーすぺしゃる」のオリジナルです。「エイトシックス」と名づけられたこのホイールの特徴は、なんと言ってもこの深いリム形状でしょう。前後とも14インチで、リム幅はフェンダーの張り出しに合わせて、前が7J、後ろが10Jという迫力のサイズとなっています。
リヤのアオリの上には、ちょこんと可愛いウイングも装着されています。アオリはちゃんと開くように計算されているところも芸が細かくて、使い勝手にも配慮がされています。
フロントまわりも抜かりありません。リップスポイラー一体型のバンパーは、ダクト風の処理などでレーシーな雰囲気に仕上げられています。また、バン&トラックらしい装備として、ワイパーガードも用意されています。
ちなみにこの印象的なカラーリングは、ゴールドをベースにフレークをちりばめた手の込んだもので、光の加減で妖艶な雰囲気に映るのも見どころのひとつ。黒い部分にはレインボーフレークがまぶしてあり、近づいてみると「おっ!」となります。
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みんなのコメント
だとしたら、もはや『軽トラ』ではないよね…
こんな感じの軽トラが走ってるのを見たことがありますが、アハハ、ハァな脱力めいた笑いしか出ませんでした。